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12-5 第1種原付/特定小型原付 動画1

第1種原付/特定小型原付 動画集
ヤマハ発動機が開発したコンセプトモデル「Concept 451」

2026年3月22日12.世界のマイクロモビリティ動画

日本に限らず、世界のモビリティの創意工夫には、唸るものがあります。

Youtubeなどの動画を見れば、このクラスのモビリティに自分が何を求めているのかに気づくことができます。

 

様々な動画から、興味ある「機能」「デザイン」「構造」「効率」「安全性」などの重要ポイントを見つけてください。

 

日本を含む世界のモビリティの動画をリスト化します。

 

日本の法規制と、海外のそれに多少の違いはあるのですが、車両に求めるおおよそのニーズは類似しています。

このクラスのモビリティは欧州で、やや先行して開発が行われています。

近年では日本でもスタートアップ企業をはじめに、大手の製造メーカも参画してきています。

 

日本の 第1種原付/特定小型原付 のニーズ

特定小型原付に求められているニーズは、従来の原付一種(50cc)や自転車とも異なる、独自の利便性と手軽さにあります。

「免許不要」による移動の民主化:

最大のニーズは、16歳以上であれば運転免許が不要であるという点です。免許を持っていない若年層や、運転免許を返納した後の高齢層にとって、自転車よりも楽に、かつ公共交通機関を補完する「ラストワンマイル」の移動手段として強く求められています。

走行場所の柔軟性とルールの簡略化:

車道だけでなく、最高速度を6km/hに切り替えることで特例特定小型原付として歩道の走行が可能になる点も大きな魅力です。

また、ヘルメットの着用が「努力義務(任意)」であることや、二段階右折の必要がない(常に小回り右折)といった、心理的・物理的なハードルの低さが、日常のちょっとした外出を気軽なものにしています。

多様な形状による「安全性と安定性」への期待:

当初は電動キックボードが主流でしたが、現在は「立って乗るのが不安」という層向けに、サドル付きの「座り乗りタイプ」や、転倒しにくい「3輪・4輪タイプ」へのニーズが急増しています。

 

特に高齢者や買い物利用のユーザーからは、荷物を積めてふらつかない、安定感のあるモビリティとしての役割が期待されています。

海外の 第1種原付/特定小型原付 クラスの視聴ポイント

日本の「特定小型原付(電動キックボード等)」は、2023年に新設された比較的新しい規格ですが、世界でも同様の「免許不要(または簡略化)で低速走行するモビリティ」のルール作りが急速に進んでいます。

特にドイツの規格や欧州共通の枠組みが日本の特定小型原付と非常に似た構造を持っており、代表的な2件をご紹介します。

ドイツ:eKFV規格の電動キックボード

ドイツには2019年に制定された「eKFV(小型電動車両法)」という、日本の特定小型原付のモデルの一つとも言える非常に厳格な規格があります。

 

特定小型原付との類似点:

 

 最高速度: 時速20kmに制限されています(日本の特定小型原付と同じ)。

 保安基準: 前後のライト、ベル、独立した2系統のブレーキの装備が義務付けられており、非常に高い安全基準が求められます。

 年齢制限: 14歳以上であれば運転免許なしで走行可能です(日本は16歳以上)。

代表車両:セグウェイ・ナインボット Max G30D (Segway-Ninebot Max G30D)

 

ドイツのeKFV規格に合わせて設計されたモデルです。

 特徴: 日本で普及しているモデルと外観は似ていますが、ドイツ法規に従い、最高速度が正確に20km/hでカットされるよう制御されています
セグウェイ・ナインボット Max G30D
セグウェイ・ナインボット Max G30D

欧州共通:L1e-A カテゴリー(電動アシスト・サイクル / パワード・サイクル)

欧州連合(EU)の車両区分である「L1e-A」は、日本の特定小型原付や、ペダルを漕がなくても進む「フル電動自転車」に近い位置づけです。

 

特定小型原付との類似点:

 

 出力と速度: モーター出力が1kW以下、最高速度が時速25km以下と定められており、低速モビリティとしての枠組みが共通しています。

 走行場所: 車道のほか、自転車道(サイクルレーン)の走行が認められている点も、日本の特定小型原付の運用思想と似ています。

代表車両:ヴァンムーフ (VanMoof) などの欧州仕様モデル

 

最近では電動キックボードだけでなく、自転車のような形をしていながら、スロットル操作のみで時速25kmまで加速できる車両がこのカテゴリーで普及しています。

 特徴: 「自転車」と「バイク」の中間的存在として、都市部での排ガスゼロ・渋滞緩和の切り札として期待されています。
ヴァンムーフ (VanMoof)
ヴァンムーフ (VanMoof)

まとめ:世界的な「時速20〜25km」のルール化

これらの車両に共通するのは、「歩行者より速く、自動車より遅い」という新しい速度域を安全に公道へ取り入れようとする動きです。

日本の特定小型原付: 時速20km制限、緑色の最高速度表示灯(識別灯)が特徴。
世界のトレンド: 免許制度を緩和しつつ、車両には厳しい保安基準(ブレーキやライト等)を課すことで、安全性を担保する。

 

世界各国のこうした「低速モビリティ規格」を比較することで、日本の特定小型原付が今後どのように進化・普及していくかのヒントが見えてきます。

Posted by 夏木 陽