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1.人生を前進させるモビリティ

創設の辞「進む喜びを、手放さない」

2026年3月20日

「移動を軽やかに、いつまでも」。これが、プロモビの願いです。

自らの意思で、思うがままに、行きたいところへ、いつでも、どこへでも移動すること。

この当たり前の行動能力を維持するには、乗り物の機能や性能だけでなく、社会環境や制度も重要なことです。

 

 

創設の辞:「進む喜びを、手放さない」

創設の辞「進む喜びを、手放さない」
YAMAHA  GT50

創設の辞「進む喜びを、手放さない」

 

 生きていく間には、いくつかの「節目」があります。
それは人生の岐路ともいえますが、新しい「コト」が始まる起点でもあります。

 

生れて初めてハイハイして動くように、ヒトは誰でも行動範囲の拡張をします。
ベビーベッドを越え、隣の部屋まで移動し、窓の外の世界に興味をもちます。
立って歩けるようになれば、小走りして足がもつれて転びもします。

 

移動ができるようになり、行動範囲の拡張により世界が開けていく解放感を味わうと同時に、様々な「危険」にも遭遇します。
しかしながら、行動範囲の拡張を止めることはなく、新たに交通手段を得て、さらなる拡張を継続します。

 
わたしは、幼児の頃に乗った三輪車に始まり、小学二年生で12インチの自転車を覚え、通学や遊びに自作の自転車を愛用しました。

高校2年生の時に市内にあった実家が引っ越すことになり、学校までの通学距離は一気に片道25キロになってしまいます。
通学困難に陥り、親には下宿希望を、学校にはバイク通学希望をだしましたが、いづれも却下されてしまいます。

 
当初は自転車-電車-自転車(2台の自転車)という体制でしたが、クラブ活動のため起床5時、帰宅は夜10時半でした。

困り果てた挙句に、親には学校の許可を得ているといい、学校には内緒にして、50ccバイクで通学することにします。

 
初めての運転免許取得で、愛車は小さな小さなYAMAHA-GT50。自転車と比較して市内を越え、早く遠くへ行くことができる優れものでした。

その後は、様々なオートバイや乗用車に至り、県を越境して東北や関東地方など、より遠くへ行くことができました。
私にとって、乗り物は頼りになるツールであり、愛すべき相棒です。

 
こうして50年がたち、65歳となって定年して「年金生活」に入りました。

そろそろ、250キロを越す道楽バイクの取り回しが重荷に感じるようになりました。

自動車での用事といえばスーパーと病院、銀行程度の身の上です。
先輩達の家計の見直しからのエコカーへの買い替えも盛んですし、「免許返納」の話題も聞こえてきます。

 
また、昨年の2025年から、新たに特定小型原付の導入も始まり、EV化を含め、マイクロモビリティ界隈は「節目」にある気がしています。

自分自身と社会の「節目」に際して、交通権・公共交通・エコロジー・バリアフリー・障害者・老齢者・介護福祉・都市と過疎地・移動困難などの話題がリアリティを増し、これからの「移動の未来」を想像しています。

 

老いも若きも、ヒトにとっての「移動」は、本能に近い「基本的な人権」です。
たとえ「免許を返納」したとしても、ヒトには「移動」が必要です。
社会がインフラとして提供する「交通」と、個人が維持する「プライベートモビリティ」の両輪がかみ合ってこそ、未来社会の「移動」は成立します。

 

「移動の自由は人生の自由であり、基本的人権」だと思います。

わたしも「人生を前進させるモビリティ」を探してみようと思います。

 

夏木 陽 2025.2.23(令和天皇誕生日)に起草

 

Posted by 夏木 陽