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6-3 軽自動車 (型式認定 地域指定) /超小型モビリティ

軽自動車超小型モビリティ認定車(660cc以下)
NISSAN New Mobility CONCEPT

2026年3月20日6. 「交通」境界線の乗物図鑑

国土交通省の「基準緩和認定制度(認定車)」に基づき、特定の自治体や実証実験エリアで運用されている超小型モビリティについて、消費者のニーズと、代表的なモデルを整理しました。

 

軽自動車(地域指定認定車・超小型モビリティ)のニーズ

この制度を利用する車両は、本来の軽自動車規格(保安基準)をすべて満たすのが難しい代わりに、「特定の地域を時速60km以下で走る」ことを条件に公道走行が許可されています。

 
そのため、ニーズも非常に局所的かつ実用的です。

 

1.「生活の足」としての地域密着型ニーズ

公共交通機関が衰退した地域や、坂道の多い住宅街において、買い物や通院といった「半径数キロ圏内」の移動を支えるニーズが核心です。
普通車では通れない細い路地を抜け、玄関先まで乗り付けられるサイズ感が、高齢者の孤立を防ぐ「移動権」の象徴として期待されています。

2.観光・ビジネスにおける「シェアリング」の利便性

認定車は、個人所有よりも観光地での周遊や、自治体・企業による共同利用(カーシェア)としてのニーズが先行しています。
不慣れな土地でも取り回しが楽で、排ガスを出さないクリーンなイメージが、地域のブランド価値向上や環境対策を求める消費者の意識と合致しています。

3.「2人乗り」という最小単位のコミュニケーション

ミニカー規格(1人乗り)では不可能な「夫婦での外出」や「介助者との移動」を、軽自動車より小さな車体で実現したいというニーズです。
認定車制度を活用することで、超小型ながら2人乗車を可能にし、孤立しない移動手段としての役割が求められています。

4.制度を活用した「早期導入」への期待

型式指定(全国販売)を受けるには膨大なコストと時間がかかります。
消費者は、新しい技術や便利な乗り物を「認定制度」を使って少しでも早く自分たちの街に導入し、実生活で試してみたいという、社会実装へのスピード感を求めています。

車両の許可・規制

許可・規制等の、主な特徴

車両の特徴:軽自動車 (型式認定 地域指定) /超小型モビリティ(660cc以下)

区分車両自動車
型式認定車 走行地域指定
運送法種類軽自動車
道交法区分普通自動車
超小型モビリティ
年令制限18歳以上
免許普通自動車免許
機能総排気量660㏄以下
定格出力kw0.6kw~8Kw
乗車定員2人以下
用途三輪ミニカー
軽乗用車
マイクロカー
構造サイズ長さ m3.4m以下
幅員 m1.48m以下
高さ m2.0m以下
重量車両総重量 t
最大積載量 t
速度最高速 km/h60 km/h以下
速度表示灯
AT機構必須必須
規制歩道走行不可
車道走行可能
2段階右折不要
二人乗り定員以内
高速道走行不可
二人乗り
ヘルメット不要
手続車検必須
自賠責保険必須
登録登録必須
プレート色黄色
税金自動車税 / 軽自動車税△※減税条件
自動車重量税必須

代表的な「軽自動車 (型式認定 地域指定) /超小型モビリティ(660cc以下)」のイメージ画像

軽自動車(認定車・超小型モビリティ)の代表的モデル

地域限定の運行を前提とした「認定車」として、各地の実証実験やサービスで最も多く活用されている2モデルです。

  

日産自動車日産
ニューモビリティ
コンセプト
https://faq2.nissan.co.jp/faq/show/5066?category_id=12&site_domain=default
出光タジマEVidetaタジマ・ジャイアンhttps://tajima-motor.com/nextmobility/product/ucm

日産ニューモビリティコンセプトルノー・トゥイジーをベースにしており、前後2人乗りのスタイルが特徴です。横浜市や小豆島など、全国の「認定地域」でシェアリング車両として活躍しています。
ideta(タジマ・ジャイアン)出光興産のSS(ガソリンスタンド)を拠点とした地域モビリティとして、飛騨高山などの認定エリアで導入が進んでいます。

Posted by 夏木 陽