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6-9 第1種原付/一般原付(50cc・125cc-4Kw以下)

第1種原付/一般原付(50cc・125cc-4Kw以下)
ホンダの「スーパーカブ110 Lite」および「クロスカブ110 Lite」

2026年3月22日6. 「交通」境界線の乗物図鑑

日本国内における「第1種原付(原付一種)/一般原付」は、現在大きな転換期を迎えています。
2025年11月の排ガス規制強化に伴い、従来の50ccエンジン車の生産が終了し、新たに「新基準原付(125cc以下かつ最高出力4.0kW以下)」がこの区分に加わりました。

 

この新しい枠組みを含めた、消費者のニーズと代表的なモデルについて解説します。

 

第1種原付/一般原付のニーズ:生活に溶け込む「究極のミニマム・モビリティ」

第1種原付に求められるニーズは、移動の「道具」としての徹底した実用性と、所有に対する「ハードルの低さ」にあります。主なポイントは以下の3点です。

免許取得と維持の圧倒的な手軽さ

最大のニーズは、普通自動車免許に附帯する「原付免許」でそのまま乗れることです。

試験場での学科試験のみで取得できる手軽さは、公共交通機関が少ない地域での通勤・通学、あるいは配送業務において不可欠な存在です。

また、税金(年額2,000円)や自賠責保険の安さ、車検不要という「家計への優しさ」が強く求められています。

「新基準原付」への期待:パワー不足の解消

従来の50ccモデルでは、急な坂道や発進時にパワー不足を感じることがありました。

 

2025年4月から順次導入されている「新基準原付(125ccベース)」には、法定最高速度30km/hや二段階右折といったルールはそのままに、排気量の余裕を活かした「登坂性能の向上」や「スムーズな加速」を期待する声が非常に多くなっています。

軽量・コンパクトな身体能力

自転車に近い感覚で扱える「軽さ」と「スリムさ」は絶対条件です。狭い路地でのすれ違い、駐輪場での押し歩き、玄関先への駐車など、日常生活の導線に無理なく入り込める機動性が重視されます。

 

あわせて、レジ袋をかけられるコンビニフックや、ヘルメットが収まるシート下収納など、生活に密着した利便性が評価の軸となります。

車両の許可・規制

許可・規制等の、主な特徴

車両の特徴:第1種原付/一般原付(50cc・125cc-4Kw以下)

区分車両原付自転車
型式型式認定車
運送法種類第1種原付自転車
道交法区分一般原付自転車
 
年令制限16歳以上
免許原付免許
機能総排気量50㏄以下
定格出力kw0.6kw以下
乗車定員1人
用途スクーター
  
ミニバイク
構造サイズ長さ m2.5m以下
幅員 m1.3m以下
高さ m2.0m以下
重量車両総重量 t
最大積載量 t
速度最高速 km/h30 km/h
速度表示灯
AT機構必須
規制歩道走行不可
車道走行可能
2段階右折必要
二人乗り不可
高速道走行不可
二人乗り
ヘルメット必須
手続車検不要
自賠責保険必須
登録登録必須
プレート色白色
税金自動車税 / 軽自動車税必須
自動車重量税不要

代表的な「第1種原付/一般原付(50cc・125cc-4Kw以下)」のイメージ画像

現在は、従来の50ccモデルの在庫販売と、新たに登場した125ccベースの「新基準原付」が併売されています。

ここでは、新基準原付として象徴的な2モデルを紹介します。

 

  

ホンダHondaDio110 Litehttps://global.honda/jp/news/2025/2251016-dio110lite.html
ヤマハYAMAHAジョグ125(新基準原付仕様)https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/jogone/
ホンダ Dio110 Lite: 110ccの車体をベースに出力を4.0kW以下に抑えた、新基準原付の先駆け的モデルです。
大径ホイールによる走行安定性と、燃費性能の高さが特徴で、ビジネスからパーソナルユースまで幅広くカバーします。
ヤマハ ジョグ125(新基準原付仕様): ヤマハの看板ブランド「ジョグ」の125cc版をベースにしたモデルです。
軽量な車体設計を活かしつつ、出力を制御することで原付免許での運転を可能にしています。足つきの良さとスポーティーな外観が、幅広い層に支持されています。

 

Posted by 夏木 陽