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6-11 第1種原付/特例特定小型原付(0,6Kw以下)

第1種原付/特例特定小型原付(0,6Kw以下)
カーメイトの「e-FREE 01」

2026年3月22日6. 「交通」境界線の乗物図鑑

日本国内における「第1種原付/特例特定小型原付」は、2023年7月の法改正で誕生した「特定小型原付」のうち、「歩道走行モード(最高速度6km/h)」を備え、特定の保安基準を満たした車両を指します。

 

2026年現在、急速にラインナップが拡充されているこのカテゴリーについて、消費者のニーズと代表的なモデルを解説します。

 

第1種原付/特例特定小型原付(0,6Kw以下)のニーズ:歩行と走行をシームレスに「安心の移動」

特例特定小型原付に求められているニーズは、単なる移動の速さではなく、日本の複雑な道路環境において「歩行者と同じ視点」で安全に移動できる柔軟性にあります。

 

「車道への恐怖」を解消する歩道通行機能

最大のニーズは、車道の流れが速い場所や、大型車の通行が多い危険な箇所において、「ボタン一つで歩道へ切り替えて避難できる」という安心感です。
最高速度が6km/h(早足程度)に制限される代わりに、歩行者優先の原則のもとで歩道を通行できるため、特に交通量の多い都市部や、車道走行に抵抗があるシニア層、免許を持っていない若年層から強く求められています。

「転ばない・ふらつかない」安定性能の追求

特定小型原付の普及当初はキックボード型が主流でしたが、現在は「立って乗るのが不安」「低速だとふらつく」という不満を解消するニーズが主流です。
特に歩道を6km/hで走行する際はバランスを崩しやすいため、「3輪・4輪構造」や、重心が低く安定する「座り乗り(サドル付き)タイプ」への需要が爆発的に高まっています。

免許返納後の「新しい脚」としての実用性

2026年現在、運転免許を自主返納した高齢者が、自転車に代わる「漕がなくてよい移動手段」として検討するケースが増えています。
そのため、近所への買い物に便利な「前カゴの装着」や、段差を乗り越えやすい「大径タイヤ」、さらには「折りたたんで玄関に収納できる」といった生活に密着した利便性が、購入の決定打となっています。

車両の許可・規制

許可・規制等の、主な特徴

車両の特徴:第1種原動機付自転車 特例特定小型(0,6Kw以下)

区分車両原付自転車
型式型式認定車
運送法種類第1種原付自転車
道交法区分特定小型原付自転車
特例特定小型
年令制限16歳以上
免許免許不要
機能総排気量
定格出力kw0.6kw以下
乗車定員1人
用途キックボード
スクーター
マイクロカー
構造サイズ長さ m1.9m以下
幅員 m0.6m以下
高さ m無制限
重量車両総重量 t
最大積載量 t
速度最高速 km/h6 km/h・20 km/h
速度表示灯必須
AT機構必須必須
規制歩道走行可能
車道走行可能
2段階右折必要
二人乗り不可
高速道走行不可
二人乗り
ヘルメット努力義務
手続車検不要
自賠責保険必須
登録登録必須
プレート色白色(小サイズ)
税金自動車税 / 軽自動車税必須
自動車重量税不要

代表的な第1種原動機付自転車「特例特定小型」のイメージ画像

代表的なモデル

歩道走行モード(緑色の最高速度表示灯が点滅する機能)を標準装備し、高い信頼性を誇る代表的な2モデルを紹介します。

 

カーメイトカーメイトe-FREE 01https://lps.carmate.co.jp/lp/e-free/
ストリーモStriemoStriemo S01JThttps://striemo.com/
カーメイト e-FREE 01: 自転車に近い操作感で、12インチの大型タイヤが段差の衝撃を吸収。歩道走行モードへの切り替えも明快で、お買い物に便利なバスケットも標準装備されています。
ストリーモ Striemo S01JT: ホンダ発のベンチャーが開発した「3輪電動モビリティ」です。独自のバランスアシスト機構により、停止時でも自立し、極低速(歩道モード)でもふらつかずに走行できる圧倒的な安定感が最大の特徴です。

Posted by 夏木 陽